志望動機がいつも書けなくて悩んでしまう、、、
志望動機の書き方を解説するサイトを見ると、「なぜその企業を希望するのか」理由を書きましょうとかいてあることがほとんどです。
でも、「なぜこの企業じゃなきゃ駄目なのか?」という理由付けに苦労している方はいませんか?
就労移行支援事業所で働いていた時も、利用者さんから「志望動機が書けません」とよく相談を受けていました。
条件面のみが志望理由の方のために、過去100人以上の障害のある方の履歴書を添削してきた経験と人事としての経験から、志望動機に書くべき内容と、志望動機の作り方・例文をご用意しました。最後までお読みいただくと志望動機をすらすら書けるようになりますよ。
志望動機は条件面しかない…
志望動機を上手く書けない方が何に困っているかというと、
別にその会社だから入りたいというより、
- 場所が近い
- 勤務時間
- 給与が良い
- できそう、経験のある仕事
このような「条件面」がマッチしているため志望しているからです。
企業のホームページを見ても、
- 何をやっている会社なのかよくわからない
- 社長のメッセージを読んでもピンとこない
- どこのページを見ても興味がわかない
なんてこともあると思います。
ネットで「志望動機」と調べてなんとなく書いてはみたものの、この志望動機だと、別にうちの会社じゃなくてもいいのでは?と思われてしまうんじゃないか…と不安に思ったりしますよね。
採用したくなる志望動機の書き方
志望動機の書き方をお伝えする前に、まず、志望動機で一番大切なことをお伝えします。
志望動機で一番大切なことは、あなたは会社に貢献できるか?ということです。
事業内容の○○に興味がある、とか、会社の理念に共感し、とか、採用担当者からすると、そんなことは正直どうでもよいんです。
え??そうなの??と思った方も多いと思います。
もちろん、「その会社で扱う商品が好きで携わりたい!!」と熱く語る志望動機も大歓迎ではありますが、それよりも、
採用担当者は「うちの会社でどう貢献してくれる?」が知りたいんです。
貢献できる、とはどういうことか
人事の立場から解説します。
そもそも「貢献」とは、物事や社会に力を尽くして、よい結果をもたらすこと。
「会社に貢献する」というのは、あなたが、なんらかの形で会社で活躍することです。
どうしたら活躍できるかというと、あなたの強みを活かすことです。
貢献=強みを活かし活躍すること
志望動機で書くべきこと
つまり、志望動機は、
あなたが会社に入ったら、自分の強みを活かして、会社の中で活躍できること書く!
志望動機は、その会社を志望した理由を書くと思いがちですが、アピールする場、でもあるわけです。
強みがある、強みが見つかっている方向けの記事ですので、まだ自分の強みが見つかっていない方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
志望動機に書くべきことを理解したところで、さっそく強みを盛り込んだ志望動機の書き方をご説明します。
書き方のコツは4つ
志望動機の書き方のコツは以下の4つ。この4つに沿って書けばあっという間に志望動機を書くことができます。
- 自分の強みを書き出す
- それがなぜ強みと言えるのか根拠の説明
- その強みと仕事内容を紐づける
- 最後に貢献意識を書いたら完成!
4つに沿って書く、と言ってもイメージがわかない方も多いと思いますので、この4つのコツに沿った例文をご紹介したいと思います。
例文1 強みは「正確性」の場合
私はパソコンのデータ入力を正確に入力できることが強み(1. 自分の強み)です。現在通っている就労移行支援事業所ではパソコンのデータ入力を毎日行っており、正確率は95%(2. 強みの根拠)、スピードを意識して取り組んでいます。データ入力は正確に入力することが最も重要だと考えております。貴社の業務内容のデータ入力があり、自分の正確性という強み(3.業務内容と強みの紐づけ)を活かせると考えました。自分の強みを活かして、貴社に貢献したい(4.貢献意識)と思い希望しました。
正確性が強みのパターンで志望動機を作ってみました。どうでしょうか。簡単ですよね。そうなんです、こんなに簡単でいいんです。面接までには絶対企業研究は必須ですが、履歴書の志望動機は、こんなにシンプルで問題ないんです。
では、どんどん例文をご紹介したいと思います。
例文2 強みは「同じことを繰り返すこと」
私は同じことを繰り返す作業が得意です。前職では紙のデータをスキャンしてリネームする業務を行っておりました。その際、一日を通して集中力を保ちながら、誰よりも多く作業することができたことを上司から評価されていました。貴社の仕事内容を拝見し、契約書の製本や三つ折り封入封緘は、私の強みを活かせると考えました。単純な作業でも集中力を保ちながら、成果を出し続け、貴社に貢献したいと志望いたしました。
例文3 強みは「コミュニケーション力」
私の強みはコミュニケーション力です。以前はコミュニケーションを取りながら、周囲の人と一緒に仕事をすることが苦手でした。しかし、仕事は自分勝手に行うものではなく、周囲と協力しながら進めなければならないと感じ、就労移行支援事業所でコミュニケーションの訓練を行ってきました。現在では安心して業務を任せられるとスタッフから評価をもらうことができました。人事部門はコミュニケーション力が必要だと考えています。強みであるコミュニケーション力を活かし、貴社に貢献したいと思い志望いたしました。
まとめ:志望動機に悩まないために
採用したくなる志望動機のポイントは以下です。
- 自分の強み
- 強みの根拠
- 強みと仕事内容の紐づけ
- 貢献意識
この4つのポイントを押さえて志望動機を書くと簡単に書くことができるはずです。ぜひ意識して作ってみてくださいね。
強みが分からない、実績がない方は、まずは就労移行支援事業所の利用もおすすめです。
質問に答えるだけで、あなたの持っている強み、向いている仕事、自分と相性の良い上司のタイプや部下のタイプなどが分かる適性テストが無料で受けられます。