○○の対応でわかる!まともな就労移行の見分け方

○○の対応でわかる!まともな就労移行の見分け方 就労移行支援事業所

就労移行支援元スタッフで、現在は企業の人事として勤務しながら、現在も障害のある方の就活のサポートをしている笠見です。就労移行支援事業所では100人近くの障害のある方の就職支援をしてきました。

就労移行支援事業所は意味ないとか、やめとけ、と言われることもありますが、少なくても私が働いていた就労移行支援事業所はまともでした。

ただ、まともじゃない!と言われる就労移行支援事業所があるのも事実です。

就労移行支援事業所で働いていた経験から、まともな就労移行支援事業所は見学時の対応で見分けることができると気づきました。

今回は、なぜ見学の時のスタッフの対応でその就労移行支援事業所がまともなのか、まともじゃないのかを判断できるのか種明かしと、見分け方3つをご説明しますので、見学の際はチェックしてみてください。

まともな就労移行支援事業所の見分け方1:見学対応スタッフがサービス管理責任者、もしくはベテランスタッフかどうか

就労移行支援事業所を利用している方は、ほぼ100%見学をしてから入所されています。その見学の時に、対応してくれるスタッフが「誰か」によって、その就労移行支援事業所がまともかどうかを見分けられます。

私がまともだと判断する就労移行支援事業所は見学時に「サービス管理責任者」もしくは「ベテランスタッフ」が対応しています。※サービス管理責任者とは、障害者総合支援法に基づき、「障害福祉サービス」を提供している事業所ごとに、配置を義務付けられた責任者のことです。

見学者は、大切なお客様です。そのお客様の対応は福祉の知識に長けていて、支援を長くしてきた経験のあるスタッフが対応することが必然です。見学対応しているスタッフが、経験や知識の浅いスタッフが対応していたら要注意です。

見学時に、サービス管理責任者、もしくはベテランスタッフが出てこられない何かしらの理由があるわけです。

もし私が見学時の対応スタッフがサービス管理責任者、もしくはベテランスタッフ出なかったらこのように感じます。

  • そもそもサービス管理責任者が不在がちな事業所なのかな・・・?
  • スタッフの数が少ないのかな・・・?
  • 適当に対応されてるのかな・・・?

もちろん見学対応ができるスタッフを増やすために中堅スタッフに経験させている場合もあるため、そのあたりは暖かく見てもらってもいいかもしれません(私も経験を積むために1年目から見学対応をさせてもらっていました)

まともな就労移行支援事業所の見分け方2:就職までのロードマップ(見立て)をきちんと伝えてくれる

就労移行支援の利用は2年間。2年間の中で、あなたが就職できるようにサポートするのが、就労移行支援の役割です。

実は、就労移行支援事業所のスタッフは、あなたが見学に来た時からあなたをアセスメントしています。※アセスメントとは、査定・評価という意味ですが、仮説を立て、実際にどう行動していくかを見立てていくことです。就労移行であれば、あなたが入所してから就職するまでにどんな訓練が必要なのかを見立てていきます。

見学時にお話を聞き、就職するには2年間では足りないと感じる場合、受け入れを断らなければならいこともあります。例えば、本人にそもそも就労意欲がなかったり、まだ病状が安定していないときなどは、就労支援ではなく、ほかの福祉サービスをご紹介することもあります。

就労移行支援事業所を見学するときに、まず2年間であなたが就職できるかどうかの見立てをしっかり伝えてくれるかどうかです。

就職までのロードマップも描かず、なんとなく入ってから一緒に頑張りましょうね、などというところはまともではありません。

また、良いことだけでなく、リスクや悪いこと、ネガティブなこともきちんと言ってくれるスタッフがいる就労移行支援事業所はまともだと言えます。

まともな就労移行支援事業所の見分け方3:利用者に対してスタッフの数が多い

就労移行支援事業所のスタッフは、利用者の採用説明会や採用面接、実習先や企業見学等の同行をすることが多いです。

ここ最近の障がい者雇用では、支援者や就労移行支援事業所に所属している人を採用する傾向が高くなっています。ですから、採用面接等で、スタッフの同行が必須になる場合も多々あります。

スタッフが少なければ、そのような支援をタイムリーに受けることができません。面接が決まったのに、同行できるスタッフがいないのではせっかくのチャンスを失ってしまうかもしれないのです。

20人の利用者に対して、4人程度で支援をしている就労移行支援事業所もありますが、個人的には6人~7人程度いないとタイムリーな支援ができないと考えています。

そのほか、スタッフの数が少ないとスタッフ一人一人の負担も増えてしまい、疲れ切っている場合もあります。残業が多い業界でもあります。疲れ切ったスタッフからは適切な支援が受けられません。

スタッフに余裕のある事業所はまともです。ぜひ見学時に、スタッフの人数を聞いてみましょう。

まとめ

これから見学や体験をする方や、すでに色々な事業所を見て回っている方は、まともな就労移行支援事業所の見分け方3つのポイントも合わせてぜひチェックしてきてください。

就労移行支援事業所の役割はあなたを就職させるところです。まともな支援が受けられれば、就職は必ずできます。見学に行ってピンとこなければ様々な就労移行支援事業所を見学して、自分に合う、そしてまともな事業所を見つけてくださいね。

ぜひ見学をお勧めする就労移行支援事業所
リタリコワークスは就労移行最大手。どの事業所のスタッフもレベルが高く、どこに行っても同じスキルを持っています。(世界中のマクドナルドの味は変わらないと同じ)まともです。特に日暮里のスタッフは本当に素晴らしいです。お近くにお住まいの方はぜひ見学に行ってみてください。「就職相談をする」から超簡単な情報を入力するだけで、あとはスタッフから連絡が来るのを待つだけです。
ココルポートもおすすめしたい事業所です。交通費とランチの補助があるので、お金をかけずに通えます。リタリコと同じようにスタッフのレベルが高いです。障がい者雇用担当の採用担当者の中でも「ココルポートはレベルが高い」とよく聞きます。
ちょっとマイナーな就労移行支援事業所ですが、東京に3事業所、横浜に1事業所を展開するさらぽれは、就労定着率が96%と驚異的な数字です。以前池袋のスタッフと話す機会があったのですが、とてもまともです。的確なアセスメントと見極め力がすごいと感じました。お近くにお住いの方はまずお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
関連記事
タイトルとURLをコピーしました