皆さん、こんにちは。
元就労移行支援スタッフで、現在は企業で人事として働いている笠見です。
今回は上記の悩みを解決できる記事を書きました。
就労移行支援事業所はどこも同じ?
見学にいらっしゃる方の対応をするときに、よく「どこも似たような内容なので、何を基準に選べばいいのかわかりません」とを言われることがありました。
確かに、就労定着支援事業所のプログラム内容って、どこも似たようなものだと私も思います。
大体、どこの就労移行支援事業所でも、必ず以下の内容を行っています。
- セルフケア
- 実務訓練
- グループワーク
- 就活支援
ココルポートのように、プログラムがめちゃくちゃ多い就労定着支援事業所もありますが、個人的には、そんなに大差はないと思います。やっぱりどこも同じに見える、というのは正しいと思います。
じゃあどこも同じなら、どうやって選べばよいの?と悩んでしまいますよね。
大切にしてほしい3つのこと
就労定着支援事業所を選ぶ時に、大切にしてほしいことは下記の3つ
- 利用の目的
- 自分の直感
- 他者の意見
それぞれ理由を説明します。
利用の目的
就労移行を使う目的は、就職するためですが、一人で就活するのではなく、就労移行を使うのはなぜですか?
- コミュニケーションが苦手だから、練習したい
- 働くための体力づくり
- 専門スキルを身に着けたい
など
色々目的があると思うので、それを達成できるか確認してください。
その事業所のホームページを見て、なんとなく良さそうならまずは見学に行きましょう。百聞は一見にしかずです!
専門的なスキルを身に着けたい方は、Iスキル特化型の就労移行を選ぶと良いですよ。
特に最近イチオシなのが、ニューロダイブ。AIやデータサイエンスなど最新のITスキルを学べます。卒業された方の84%がIT系の仕事についているんだそう。
自分の直感に従う
選び方の2つ目は自分の直感です。
なにはともあれ、就労移行支援事業所を選ぶときには必ず見学に行ってください。
そして、見学のときに感じたフィーリングを大事にしてください!
カリキュラム的にはどこの就労定着支援事業所も同じように見えるなら、あとは、自分で見て、感じて選ぶしかありません。
その時に感じる感覚を大事にしてください。
人間の勘は意外と正確なもので、メンタリストDaigoさんの著書にも書いてありましたが、イスラエルのある大学の研究によると、人間の直観の的中率は90%らしいです。
見学に行って、感じたこと=直感に従うのは非常に重要だと言えます。
- なんとなく馴染めなさそう…
- これならやっていけそう
- みんなの表情が固い気がする…
- あのスタッフ、感じいいな
就労移行支援事業所には、短くても半年は通うことになります。(自分の得意不得意や配慮事項などをまとめる時間と、就職活動で半年はかかります)
通い始めて思ったのと違う!ということもあると思いますが、最初の直感を大事にしてほしいです。
事業所見学の時に見るべきポイントは、こちらの記事も参考にしてください。
他者の意見
就労定着支援事業所を選ぶ時に、大切にしてほしいポイント3つ目は、他者の意見です。
他者、というとどんな人を思い浮かべますか?
親などの身内や友達を浮かべる方もいると思いますが、ここでいう他者とは、「専門知識のある人」という意味です。
たとえば、ハローワークの窓口や、福祉窓口の職員などです。
専門的な知識もありますし、おすすめの就労定着支援事業所を紹介してくれることもある、頼もしい存在です。
見学に行きこう思ったとか、悩んでいるとか相談し、意見をもらいましょう。
身内や友人への相談は、悩みのタネにもなることがあるので、専門知識を持つ人へ相談することをおすすめします。
まとめ
就労移行支援事業所を選ぶ時は、まず就労移行支援を利用する目的を明確にしましょう。
そして、お近くの就労定着支援事業所の見学をしてみて、その時に感じた直感と、専門知識を持つ人の意見を大切にしてください。