特例子会社が向いてる人、向いてない人。

就活対策

こんにちは。キャリアコンサルタントで、就労移行支援事業所スタッフとして4年間勤務していた笠見です。

就労移行支援事業所で働いていた時に、「特例子会社で働きたい」という利用者さんが結構いました。

なぜかと聞くと、「障害に対して配慮してくれるし、働きやすそうだから」とのこと。

確かに特例子会社は働きやすいイメージを持っている方もいると思います。

確かに、特例子会社は専門スタッフがいたり、配慮も手厚いところが多いです。

ただ、特例子会社は、人によって合う・合わないがあります。

今回は、特例子会社が向いている人・向いてない人、おすすめの特例子会社、そして、特例子会社求人の探し方を紹介します。

特例子会社とは

特例子会社は、令和4年6月現在、全国にある特例子会社は579社。

年々数が増えていて、それに伴い雇用人数も増えています。

特例子会社をめちゃくちゃ簡単に言うと…

  • 親会社の一事業所としてみなされる子会社
  • 障害のある方が働きやすいように配慮をしている会社

厚生労働省のサイトで特例子会社の一覧を確認できます。特例子会社一覧

特例子会社が向いてる人・向いてない人

特例子会社は、何か困りがあればサポートしてくれたり、問題を一緒に解決してくれる障害のある方専門のスタッフがいるので安心感がありますよね。

一方で、責任のある仕事を任せてもらえない(サポート的な仕事)という課題点もあります。そもそも、特例子会社は本社や部署から降りてきた業務を行うことが多いため、サポート的な業務しかない、ということもあります。

特例子会社に向いてる人・向いてない人をまとめました。

特例子会社が向いてる人
  • 仕事をいちから丁寧に教えてもらいたい
  • 障害のある人と一緒に働きたい
  • 責任のある仕事は避けたい
  • どんな業務でもマニュアルが欲しい
特例子会社が向いてない人
  • ある程度自律的に仕事をしたい
  • 裁量の大きい仕事をしたい
  • 一般雇用の人と一緒に働きたい
  • 経験を積みステップアップしたい
  • バリバリ仕事をしたい

※特例子会社だから〜と一括りにするのは間違いで、自分の目でしっかり確かめてください。特例子会社は職場体験を実施してます。

多くの特例子会社を見てきた中で気づいたことは、特例子会社は配慮が手厚い一方、手厚すぎて福祉的な特例子会社もたくさんある、ということです。

もちろん、売上を上げるような特例子会社もありますし、一般雇用と変わらない特例子会社もあります。

特例子会社の探し方

特例子会社の探し方としては、自分で探すor紹介の2つ。

自分で探す

厚生労働省のサイトで特例子会社一覧から見つける方法。自宅から通える距離にある会社がないかさがして、会社名でネット検索してみましょう。

その他、障害のある方に特化した求人を掲載している転職・就職サイトを使う方法。

有名なのはウェブ・サーナと、クローバーナビ。就労支援事業所で働いていた時はよく利用してました。

どちらのサイトも特例子会社求人を掲載してますのでぜひ見てみてください。

紹介してもらう

次は、紹介してもらう方法です。

特例子会社を紹介してもらう方法はいくつかあります。

1つ目は、ハローワーク。ハローワークの専門援助窓口に行き、特例子会社を探していることを伝えれば探してくれます。

2つ目は、エージェントです。エージェントとは、あなたの希望条件にマッチした求人を紹介してくれるサービスです。

エージェントは、求人紹介だけでなく、履歴書の添削、企業とのやり取り、面接の日程調整など本人に代わって行ってくれるのでとても便利なサービスです。

特例子会社にも特徴があるので、あなたの希望条件をしっかり伝えることでマッチした求人を紹介してくれます。

まとめ

特例子会社はサポートが手厚い反面、福祉的な環境になっている企業もあります。

実際に自分の目で見て、体験してみないと合う・合わないの判断は難しいです。

まずは通える範囲にある特例子会社を選び、見学・体験してみてください。

おすすめの特例子会社を知りたい方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。無料でご相談に乗りますのでお気軽にどうぞ!

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