Neuro Dive(ニューロダイブ)とは?AI・機械学習・データサイエンスが学べる就労移行支援サービスを見学レポート付きで解説

先端ITが学べる就労移行ニューロダイブ 就労移行支援事業所

Neuro Dive(ニューロダイブ)は、最⻑2年間でAI・機械学習・データサイエンス・RPAなどの高度なスキルを身につけ、障がいのある方の再就職を支援する、日本初の先端IT特化型の就労移行支援事業所です。この記事では、渋谷オフィスの見学レポートを交え、学習内容・サポート体制・就職実績までわかりやすくご紹介します。

皆さん、こんにちは。

元就労移行支援スタッフで、現在は企業で人事として働いている笠見です。

今回は上記の悩みを解決できる記事を書きました。

実際に見学へ行ってきましたので、リアルな声をお届けします!

ニューロダイブ(Neuro Dive)とは

Neuro Diveとは、2019年11月に日本で初めて開設された、AI・データサイエンス・RPAなど先端ITを専門とした就労移行支援事業所です。渋谷をはじめ秋葉原、横浜、大阪、福岡の5拠点で展開中。未経験者にも現役データサイエンティストによる個別指導や実践的なカリキュラムを提供します。

さて、昨年ニューロダイブ渋谷に見学へ行ってきましたので、どんなトレーニングやカリキュラムがあるのか、事業所の雰囲気などの感想を書いていきたいと思います!

なぜ先端ITスキルを学べる就労移行支援が生まれたのか?

就労移行支援事業所は全国に3000カ所以上ありますが、「AIやデータサイエンスなどの先端IT」が学べる就労移行は他にはありません。

では、なぜそれらが学べる就労移行支援事業所が生まれたのか?

それは、現代社会やビジネス環境におけるデータと技術の重要性が大きく関係しています。

AIやデータサイエンスは、単なる技術革新にとどまらず、経済・社会・文化全般にわたる変革の鍵となっています。そのため、これらの分野に強い人材があらゆる分野で必要とされているのです。

時代のニーズに応える形でニューロダイブは誕生した!必然だった!!笑

なぜ先端ITスキルが注目されるのか?

データ量の爆発的増加:IoTやインターネットの普及により、データ活用のニーズが急激に拡大。

業務効率化と競争力強化:AIによる自動化が企業の成長に直結。

多様な業種での応用:医療、金融、製造、物流など幅広い分野でAI活用が進行中。

専門人材の不足:業界全体で深刻な人材ギャップが発生しています。

めちゃくちゃ重宝されてます!

発達障がいはエンジニア向き

発達障害(ASD・自閉症スペクトラム)の特性である高い集中力や論理的思考力などは、プログラミング学習やデータサイエンス領域に適性があると考えられています。

私の働いていた就労移行の利用者さんの中にも、VBAやマクロを組むことが得意で、独学でプログラミングを学んでいる人が何人かいました!すごい才能だな~といつも感心してました。

物事を論理的に考えたり、原因を見つけ改善していくことが好き・得意だったりする発達障害の方が多いので、彼らのその才能を活かせたら、世の中変わるんじゃないか・・・?なんていつも思ってました!

そんなところに、ニューロダイブですよ。これだ!!と思いました。

ニューロダイブはこんな方におすすめ

  • AIやデータサイエンス、RPAなどの新しい分野に興味がある方
  • 独学でITを学んでいるけど、就職に結びつかない方
  • スペシャリストを目指したい方
  • 調べものをしたり、データをみるのが好きな方
  • プログラミングが好きな方

どうですか??この記事を読んでいる方なら、おそらくいくつも当てはまるのではないでしょうか??

ニューロダイブってエンジニアになれるの?

ニューロダイブに通うと、エンジニアになれるの??という疑問を持ちませんか??

その質問の結論としては、YES!

まだまだ事業が開所してから数年にも関わらず、延べ200名以上の利用者を支援し、そのうちなんと70名以上がデータアナリストや機械学習エンジニア、デジタルマーケティングなどの職種へ就職しています!

すごーい!IT職種への就職率はなんと84%!!

一体、どんな学習や訓練をしているんだろう??

どんなスキルが学べる?カリキュラム内容

学習内容は以下の4分野を中心に、実践型プロジェクトを通じて習得します:

  • 機械学習・AI
  • デジタルマーケティング
  • データ可視化
  • RPA/業務自動化

Udemyの講座を自由に何度でも受講できる点や、テクニカルスタッフ+就労支援員による個別プラン設計も強みです。

最新IT分野専門のスタッフがいるんですよ!専門学校みたいですね。

テクニカルスタッフと就労支援員がチームを組み、利用者一人ひとりに合わせたカスタマイズされた支援を提供しています。

そして、利用者が企業で成功するために必要なスキルと、個々の強みや希望する職種に基づいた学習計画が作成されます。

以下の4つの専門スキルを中心に学習していきます。

  • 機械学習・AI
  • デジタルマーケティング
  • ビジュアライズ
  • RPA・業務自動化

4つの専門スキルを詳しく知りたい方は公式ページをご覧ください。

この4つの専門スキルを中心に、ビジネス課題を解決するための分析レポートやシステムの自動化、画像判定AIなどのプロジェクトを通じて、実践力を高めることができます。

どうやって学んでいるの?

ニューロダイブはudemyというオンライン学習サービスを導入しており、ニューロダイブの利用者であれば、学びたい講座を誰でも、何度でも受講できます。

UdemyはC to Cサービスで、知見をもつ人が個人で講座を開講し、「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受講生)」がオンラインでつながるプラットフォーム。 世界190ヶ国以上に展開し、15万以上の動画講座を公開。 グローバルでの受講者は5,000万人にのぼります。

ちなみにudemyを個人で使う場合、受けたい講座を都度買う必要があり、例えば「みんなのAI講座 ゼロからPythonで学ぶ人工知能と機械学習 【2024年最新版】」という講座は¥15,800です。(定額制もあります)

ニューロダイブの利用者さんは、就労移行の利用料のみでこのudemyも利用できるんです。

※就労移行の利用料については以下のブログもお読みください。

しかもわからないことがあれば、テクニカルスタッフに聞くこともできます。

めちゃくちゃいい!

技術的な学習以外のサポートは?

Neuro Diveならではの就職関連情報や企業インターシップ、そして就職支援を提供。

定期的に開催される企業向けの技術発表会では、企業の担当者から業界の動向やニーズを直接聞くことができます。また、障害特性を踏まえたビジネススキルの習得や、就職活動における書類添削、面接対策など、幅広いサポートを提供しています。

就活対策もばっちりだ…!そもそもニューロダイブの母体はパーソルダイバースなので、就職先の紹介がたくさんありそう。

ここまで読んで、ぜひ利用したい!!と思った方も多いかと思いますが、現在、秋葉原、横浜、福岡、大阪渋谷の5か所しか事業所がありません。

しかし、ニューロダイブにはオンラインでも受講できるサービスがあるんです!

学び方:オンライン vs 通所

通所型:秋葉原・渋谷など拠点で学習。障がい福祉サービスの対象となる多くの方は無料で受講できます。

オンライン型(Neuro Dive Online):地域や手帳の有無に関係なく受講可能。ただし3か月で約35万円の費用がかかります。平均月収30.7万円と高水準であることから、約1.5か月で元が取れる計算です。

Neuro Diveでは、自宅から学習できることに加え、なんと障害福祉サービスの受給者証を持っていない方でも利用できるオンライン有料学習サービス「Neuro Dive Online」を提供しています。

詳しくは、AIやデータサイエンスが学べる就労移行支援【Neuro Dive】をご確認ください。

このサービスでは、場所や障害者手帳の有無に関係なく、誰でも受講することができます。自宅や好きな場所で、自分のペースで学習を進めることができるため、忙しい方や地方在住の方にも最適です。

普通のプログラミング教室と何が違うの??と思われた方もいるかもしれませんが、そこは就労移行支援ですから、コミュニケーションが苦手な方でも特性についてサポートを受けながら、学習できるというメリットがあります!

注意点は、オンライン受講は有料サービスということ!3か月の場合、350,000円~とサイトに記載がありました。

結構高いな~と思いますが、ニューロダイブのサイトによると、Neuro Dive卒業生の平均月収は30.7万円/月と高水準。就職できれば1.5か月で元が取れます!

ちなみに、有料なのはオンライン。通所であれば、ほとんどの方が無料で支援を受けられます)

実務の経験がなくてもIT技術者として就職できる??

ちなみに、私は現在、企業の人事としてエンジニアの採用にも携わっているのですが、エンジニアの場合、成果とスキルを重視しているため、どんなスキルを持っているか、何を実装したことがある、どんな成果物を作ったかを見ています。

成果物=ポートフォリオです。ニューロダイブでは、成果物は全てポートフォリオにできますので、実務経験がなくても大丈夫。最新IT技術者は今まさに必要な人材なので、引っ張りだこです。

つまり、実力があれば就労経験がなくても就職が可能なことも多い!

就職実績は?

現在までに200名以上がプログラムを修了し、そのうち70名以上がデータアナリストや機械学習エンジニア、デジタルマーケターなどIT系職に就職(約84%の就職率)しています。

DX推進、ビッグデータを活用したい優良企業への就職を実現した人が多数いるとのこと!素晴らしい。

しかもですよ、エンジニアの給料ってほかの職種より高いことが多いです。卒業生の一例ですが、データサイエンティストとして就職した方は年収500万円ですよ・・!

日本の平均給与は450万程度。精神障害者の平均給与は170万程度です。

あなたの強みを活かし、その強みで会社に貢献できれば、お互いwin-win。未経験でも400万の給料がもらえることもあるため、ニューロダイブでトレーニングして、自分の市場価値をバンバン高めてください。

見学レポート

私が見学に行ったのはニューロダイブ渋谷。

ビルの5階。あまり広くはないスペースに机と椅子が並び、デスクトップPCとモニターがずらり。

ヘッドセットを付けている方やイヤホンをしている方がいました。そのほうが集中できる方も多いのかもしれません。

皆さん黙々と画面に向かいコードを書いている方や、eラーニングで学習している方、隣の席の方とおしゃべりしている方たちもいました。リラックスしている様子。

エンジニアが集まるオフィスのような雰囲気。

利用者さんの年齢は公式サイトから見ると20代が一番多いとのことですが、確かに全体的に若い印象。全員男性でした。

ニューロダイブの学習は基本eラーニングなので、各自自分のペースで進めていき、わからないことがあれば、専門スタッフに質問できます。(ほとんどの方は自分でまず調べることでだいたい疑問点は解決できると話していました)

どんなコードを書いているか利用者さんに質問しましたが、ほとんどよくわからなかったです笑 専門的すぎて。多分みんなプログラミングオタクです。

成果物=ポートフォリオの一例として、公式サイトに載っていた画像をご紹介します。

かなり専門的な分析を成果物として作っているようです。詳細は公式サイトで見てください。

まとめ

Neuro Diveは、「先端ITスキルを学び、未経験からエンジニア就職を目指すならここ」と言える就労支援サービス。個別にカスタマイズされた学びとサポート体制、高い就職実績を兼ね備えています。まずはWEB説明会に参加して、あなたの未来を切り拓く第一歩を踏み出しましょう。

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