この記事を読むと解決できるお悩み
- 障がい者雇用で必ず聞かれる質問
- 自己理解とは?
- なぜ自己理解が必須なのか?
- 不調になる原因
- まとめ
皆さん、こんにちは。
元就労移行支援スタッフで、現在は企業で人事として働いている笠見です。
今回は上記の悩みを解決できる記事を書きました。
障がい者雇用で就活や転職をしたことのある方ならご存知かと思いますが、障がい者雇用の面接で必ず聞かれる質問がいくつかあります。
障害名と、種別。手帳の有無。特性と、配慮事項。そして、自己理解です。
自己理解とは?
一般的に自己理解とは、自分の性格、価値観、行動パターンなどを客観的に理解することです。
自己理解を深めることで、自分の強みを活かし、弱みを改善することができます。
障がい者雇用の面接では、この自己理解ができているか確認するための質問をよくされます。
なぜ自己理解が出来ているか確認するのでしょうか?
なぜ自己理解ができているか質問するの?
結論から言えば、長く働いてもらいたいからです。
採用担当者は、障がいがあってもなくても、入社した方が長く働いてくれることを望んでいます。
障がい者雇用の1年後の職場定着率は高くありません。精神障害者は50%を切っています。
出典:『障害者の就業状況等に関する調査研究』 (2017年、JEED)
退職に至る理由は人それぞれですが、体調が悪くなって退職するケースは多いです。
ではなぜ体調が悪くなってしまうのでしょうか?
なぜ体調が悪くなるのか?
あなたは、どんな時に障がい特性が強く出たり、調子が悪くなりますか?
- 仕事がかさなってマルチタスクの時に、焦ってミスが出やすくなる
- 急な予定変更があるとイライラしてしまう
- 責任のある仕事を任せられると不安になる
- 満員電車が苦手で、通勤が憂鬱
- 単純作業は集中力が切れて注意散漫になる
などなど、皆さんそれぞれあると思います。
自分で自分のことを理解できていなければ、また同じようなことが起こり、退職に繋がる可能性が高いです。
特性が強く出てしまうシチュエーションや、苦手な作業、どんなことがストレスになるかを自分で理解できていれば、それを自分で避けることもできますし、企業に伝えると、企業はなるべくその状況が起こらないように仕事内容や、働く環境を調整してくれます。
どんなことがストレスになるのかな?よく深堀って考えてみてください!
まとめ
長く安定して働くためには、自己理解は必須です。
特性が強く出てしまうシチュエーションや、苦手な作業、どんなことがストレスになるかを自分で理解し、会社に伝えることが安定就労の第一歩です。