こんにちは、笠見です!
元就労移行支援スタッフ、現在は一般企業の人事として障害のある方の採用をしています。
さて、今回は障害者雇用から、一般雇用へ転職することについて書きたいと思います。
現在障害者雇用で働いている方が、一般雇用へ転職することはできるのでしょうか?

はい、もちろんできます!
一般雇用で体調を崩し、障害者雇用で働くことがあるように、その逆ももちろんあります。
今、もしあなたが障害者雇用で働いていて、一般雇用への転職を考えているなら、おそらく、何か理由があるはずです。
- 障害者雇用の給料が安い
- 障害者雇用だとキャリアアップできない、会社に評価制度がない
- 仕事の範囲が狭くてつまらない、やりがいがない
- なんとなく一般社員との隔たりを感じて居づらい
などなど。
障害者雇用から一般雇用に転職することはもちろん可能ですが、この時に、障害をオープン・クローズのどちらにするか、悩まれる方もいると思います。
障害のオープン・クローズのメリットデメリット
障害者雇用で採用されている場合、障害者手帳を持っていることが必須になります。
一方、一般雇用では、あなたが障害者手帳を持っていても会社に提出する必要はありません。
つまり、障害を開示しないということです。
もし障害を開示せず一般雇用で採用された場合のメリットは、
- 一般社員と同じ条件での採用(給与、勤務時間、雇用形態)
- 仕事の範囲が広く様々な事にチャレンジできる(会社による)
- 成果に見合う報酬がもらえる
- 評価制度に則りキャリアアップできる
自分の頑張り次第でキャリアアップも、給与アップも、スキルアップもできることが最大のメリットです。
一方、障害を開示しないことによるデメリットとしては、
- 障害特性への配慮やサポートがない
- 通院のための休暇はない
- 成果を求められるため給与アップもあるがダウンもある
他にも仕事のスケジュールや納期調整を自分でする必要があったり、分からないことは自分から聞きに行かないといけない、など細かいですが様々あります。
障害者雇用では、ある意味守られている環境ですが、一般雇用は一般社員と同じなので、自分の裁量が大きい分負担は大きくなります。
障害者雇用でも高い給与を狙う
障害者雇用から一般雇用に転職したい理由の一つは、給与面という方も多いと思います。
私の会社では、障害者雇用でも一般雇用と同じ給与水準です。フルタイムで26万程度〜。
そんな企業もありますし、大手であればもっと高い水準も狙えます。
長く仕事を続けるためには、自分の障害を周囲に理解してもらったほうが働きやすいですよね。
高い給与水準の会社を狙うなら、エージェントの利用がおすすめです。